↓ 和音を設定します。 ↓ 最初の和音の構成音を表示します。 ↓ 最初の和音を設定し、以下の和音連結を行います。 ↓ ↓ 完成です。 |
ソプラノ課題を解く際には、それぞれの和音を設定しなければなりません。
その方法は次のような手順で行います。
1 | ソプラノの音を構成音にもつ和音をあげる。 |
2 | 和音進行の原則に従って和音を決める。 |
3 | バスを書く。 |
それでは順を追ってみてゆきましょう。
次の課題を例にします。
1 | ソプラノの音を構成音にもつ和音をあげる。 |
まず、最初のミの音を構成音に持つ和音は以下のとおりです。
I と VI があげられます。
同じように他のソプラノの音も調べてみると次のようになります。
2 | 和音進行の原則に従って和音を決める。 |
各和音には次に進める和音があらかじめ決まっています。
この原則を図式にすると次のようになります。
I はすべての和音に進むことができます。 |
VIはIに進めません |
IIはVにのみ進みます |
IVはVIに進めません |
この原則に従って和音をさらに絞り込んで生きます。
3 | バスを書く。 |
たとえは最初の和音を I に設定すると次のようになります。
ひとつしか設定できないところにバスを書き込みます。
次に、ソプラノの動きに出来るだけ反行するようなバスを選びます。
ソプラノとバスが反行(反進行)の形をとるのが良い和声進行とされます。
残ったファの和音設定は、II と IV のどちらでもかまいませんが、ここでは IV を設定しまししょう。
このバスをもとに、最初の和音の構成音を表示します。
表示した構成音をもとに最初の和音( I )を設定します。ここではオープンで配置しましょう。
以下、バス課題と同様の手順で和音連結を行います。
ソプラノのファに II を設定した場合は次のようになります。
この場合連続5度ができるので、II を設定できません。(禁則事項参照)
ソプラノの課題でポイントとなるのは、適切な和音設定(バス)です。
その能力を高めるには、より多くの課題を解く必要があります。