次の課題を実施します。
Vの和音を設定します。
VIの構成音を調べます。
Vの和音とVIの和音には共通音がないため、バスの動きに反行して、
上3声を一番近い構成音に下行させます。
しかしここで注意しなければならないことがあります。
Vの和音の第3音(シ)は導音(どうおん)であるということです。
導音とは主音(音階の基本となる音です)を導き出す音でハ長調では「シ」の音が導音に当てはまります。
※ 和声では導音は必ず主音に進まなければなりません。
これを導音が主音に解決するといいます。
同様にV→VI以外にV→Iの場合も導音は主音に解決します。
正解は下図のようになります。
※V→VIの場合、VIの上3声は根音を含まない形になります。